ポークパイハットは1930年代から英国紳士の必需品とされており、クラウンの形状がイギリスの伝統料理ポークパイに似ていることから
その名が付けられたと言われています。
(CHALLENGERのハットは、通常のクラウンが円形になっているものではなく、センターに窪みがあるタイプです。)
そして1950年代よりジャマイカの不良を意味する"RUDO BOY"たちが、ハリウッド映画のギャングを真似て、スーツにネクタイ、そしてこの
ポークパイハットを身に付けました。
その後1960年代にはイギリスにジャマイカからの移民が多く流入し、ジャマイカ音楽と合わせてルードボーイファッションも浸透し、パンク、
スキンズシーンにも着用するものが多く現れることとなります。
さらにそれは1980年代のモッズブームまで続き、ポークパイハットはファッションとサブカルチャーを繋ぐ象徴的なアイテムとなり、紳士から
不良まで多くの人々に愛されてきました。
このハットは、"FOR ALL BRIGADE"をテーマに掲げ、パンクスピリッツをポイントで含ませている今回のコレクションのキーアイテムとも言えるでしょう。
昨今では、ブリムの長いタイプのハットが主流となっていますが、ここはあえて...。
RUDO BOYといえばこの方々ですね。ハットもお似合いで。
宜しくお願い致します。